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戯夢人生のKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

戯夢人生(1993年製作の映画)
2.5
No.859[戯夢人生っていい題名だね] 50点

お薦めいただいた「風櫃の少年」でシャオシェンを封印しようとしたのだが、VHSは万年借りられてるし、第一”1001の映画2011”には「悲情城市」と本作品が載っているため、どうしても逃れられないようだ。

1895年、下関条約によって日本に割譲された台湾が1945年に日本から解放されるまでの歴史を人形芝居(布袋戯)の第一人者であるリー・ティエンルーの視点から見つめている。「童年往事/時の流れ」と同様にゆったりとした時間の流れの重ね合わせで人間を見つめているのだが、どうもティエンルーのインタビュー映像との時間の進み方が違いすぎて気になってしまう。話が進まなくなったらインタビュー映像投入してドラマパートにしやすいとこまで持ってくみたいな感じになっていて、肩透かしを喰らった気分。

また、「ミレニアム・マンボ」の圧倒的オープニングなんかを見てしまうと、時間がゆったりし過ぎていて印象的なショットがほぼない気がする。さっき見たばかりなのに、映像としては橋のロングショットしか覚えてない。また、ティエンルーの話なら布袋戯を正面から撮って欲しかったが、覚えている限り正面から撮った映像はなかった。人形より人間を見てほしいのは理解するが。

結論、「童年往事/時の流れ」の前の時代を同じ手法で繰り返しただけに過ぎない。これ以上不必要にシャオシェンのファンを怒らせたくないのだが、あと二作品だけ待っていただきたい。

追記
そういえば、劇中劇で日本兵が"ワンツーワンツー"って言いながら行進してたんだけど、これマジなん?
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