さみしいたけ

灼熱の魂のさみしいたけのレビュー・感想・評価

灼熱の魂(2010年製作の映画)
5.0
重くて悲しい作品でしたが素晴らしい作品でした。
母親のナワルは息子と娘に遺言を残します。娘には父宛の手紙を、息子には兄宛の手紙をそれぞれ探し出して渡すよう書かれていました。
二人は公証人の力を借りながら存在も知らなかった父と兄を探します。

物語が進むにつれてナワルの壮絶な人生が紐解かれていくのですが、その壮絶っぷりは生半可なものではありません。
最後に驚きの真実が明らかになるのですが、この映画はまさにナワルの灼熱の魂ですね。一人の女性の熱い魂が描かれた映画でした。