みちたろ

灼熱の魂のみちたろのレビュー・感想・評価

灼熱の魂(2010年製作の映画)
4.4
カメラが目に迫っていくと、そこには緊張感が生まれる。折り重なっていく、火と水のイメージが美しい。

衝撃的な愛憎と無情のドラマだった。既に序盤から、観客を重厚な物語に引き込んで離さない。全てが圧巻のラストは繋がり、プールサイドでの母のように茫然としてしまう。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品の血統は感じたが、やはり堅実なカメラワークと荘厳な雰囲気はまだまだSFを撮り始めていなかった頃の作風なんだなと思った。
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