ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品を遡って観た中で、一番の衝撃作! まるで神話のようで、重厚かつ崇高な、究極の「救済」と「赦し」の家族物語だと思いました!
表裏一体性と深遠な愛は、ヴィルヌーヴ作品に共通するテーマだと感じているが、その両方がトコトンまで突き詰められている内容。
過去と現在を交錯させ、知りたくないような壮絶な事実を心にじっくり、そしてザクザクと刻んでくる。
派手な展開なんて何もないんだけど、終盤になると静かな映像からもう目が離せません。
最後に明かされた真実とそれを受けての選択に、胸がギュッとなりました。
母は、灼熱の魂のこどく、熱く強い!