オーウェン

キラー・エリートのオーウェンのレビュー・感想・評価

キラー・エリート(1975年製作の映画)
2.7
ペキンパーといえば男の美学な作品だが、これは明らかに作品群の中でもカルトのほうに位置づけられる。
何しろ忍者が重要な存在になっているのだから。

暗殺結社の長年のコンビだったジョージとマイク。
だがマイクの裏切りに遭いジョージは瀕死の重傷に。
傷の癒えたジョージは再び任務に就くが、その裏にはマイクが絡んでいることに。

ジェームズ・カーンとロバート・デュヴァルの熱い男たちが見られると思っていたが、中盤はカーンがリハビリと同時に忍者から鍛えられるという奇妙な光景。
そして二人の決着を第3者が決めるというのはいかがなものか。

そのため後のアクションも炭酸の抜けたコーラのような出来。
ペキンパーと忍者というのは一体どうやって考え付いたのか疑問符が残る中身だった。
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