オーウェン

はじまりのうたのオーウェンのレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
4.2
ジョン・カーニー監督の音楽ドラマ。
徹底してドキュメンタリータッチにしていたのが印象的だが、この作品は演出を含めてドラマを完成させている。

冒頭バーで歌ってくれと急かされる女性。
キーラ・ナイトレイが歌を聴かせるのだが、これが繊細な歌声であり一瞬にして映画の雰囲気が決まる。

このあとは失恋した歌手と、クビを言い渡されたプロデューサーが二人で起死回生をしようとする。

なんといっても街中でレコーディングという試みが、臨場感や曲の完成過程を紡ぎあげていく。

マーク・ラファロが中心にいることで演技はしっかりとしているし、マルーン5のボーカルのアダム・レヴィーンはさすが本業なだけに力強い。
サントラが欲しくなる曲と歌詞を噛みしめたい。
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