あんがすざろっく

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルのあんがすざろっくのレビュー・感想・評価

4.3
世界を股にかけたスパイミッションシリーズ、第四弾。
パート4からナンバリングがないから、順番にちょっと戸惑いました。




極秘任務を帯びてモスクワのクレムリンに潜入したイーサンのチーム。
しかし、同じ目的でクレムリンに侵入した何者かに作戦を妨害され、その男の仕業でクレムリンが爆破、イーサンが犯人に仕立て上げられる事態に。
アメリカ政府はIMFの解体を指示、ゴースト・プロトコルを発動させられてしまう…


「万が一君達の身に何か起きても、当局は一切関与しない」
という、M:Iシリーズには有名なあのメッセージですが、今回ついにアメリカ政府はIMFの存在を抹消する動きに出てしまうんです。

調べて知ったんですけど、CIAの職員が海外で諜報活動をして捕まってしまった場合、アメリカは引き渡しの交渉をちゃんとするんですね。
だからIMFは、その交渉すらしてもらえない超極秘組織、ということが今回浮き彫りになったんです。
あのメッセージで語られたことが現実になってしまう。


アクションだけでなく、本作はキャラクター設定もなかなか入り組んでいて、緊張感が持続するところが素晴らしい。

また、公衆電話や貨物列車への乗り込みなど、今回はコミカルな要素もあり、要所要所で笑わせてくれるのがいいですね。

毎回恒例😆の地面スレスレバンジーは、本作はイーサンではなかった🫣

イーサン・ハント役のトム・クルーズは勿論、前作で登場したベンジー役のサイモン・ペッグも登板。
活躍の場も増え、本作ではイーサンと共に任務に当たります。

同じくIMFのエージェント、カーターを演じるのは、ポーラ・パットン。
本作のヒロインになりますが、アクションもしっかりこなし、イーサンをバックアップします。

そしてIMFの分析官で、イーサンと行動を共にすることになるブラントに、ジェレミー・レナー。
彼が出るだけで、普通の分析官なわけがない、と思えてしまうんですが😅、実はイーサンに深く関係している人物です。
思わずホークアイと呼びたくなっちゃいます😆

あまり目立たないながらも、ロシア諜報員のシディロフも良いペーソスになってます。諜報員っていうより、半分マフィアじゃん😆
演じたウラジミール・マシコフって、エネミーラインでスナイパーやってた人か😳

ほんのちょろっとの出演ですが、IMFの長官役はトム・ウィルキンソンです。

ヴィング・レイムスとミシェル・モナハンも結末近くにちょっとだけ出演。
これが何気に切なくて、締め方は好きでしたね🥲

僕名前だけ知ってて、初めて見たんですけど、レア・セドゥってこの人なんだ😍。
敵なのか味方なのか分からないのに、登場シーンから目を奪われっ放しです。
アンニュイな雰囲気が色っぽいですね…


今回の見所は、なんと言ってもドバイの超高層ビルの外壁よじ登り。
トムさん、命がけもいいところですよ😱

監督はブラッド・バード。
ピクサーで「Mr.インクレディブル」を撮ってて、実写映画は本作が初監督だったそうです。
テンポの良さとか、結構上手くいってたんじゃないかな。


今までよりもチームワークが重視されていて、それぞれに見せ場があっていいです。
お腹一杯です😁


blue,glue.
red,dead.
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