スパイ映画の王道は、平和な市民生活を脅かす敵（反政府組織、テロ組織、犯罪組織、或いは国。但しリアルタイムな現代を舞台にする場合、実在する国にすることはないが。）の企みに、知力（策略、作戦）、体力（アクション）、最新技術（スパイガジェット）を駆使して立ち向かうというのが定石。そこにチームワークや内部の裏切りが絡み、ラブロマンスが乗っかると出来上がる。
前作でM:Iシリーズのスタイルを固めて、本作もその路線にあるのでスパイアクションものとして十分楽しめるものの、イーサン・ハントが結婚したのでラブロマンス要素が無くなってしまう訳で、今ひとつ物足りない。かと言って、トム・クルーズのニヤケ顔では硬派なスパイ路線を目指すのも違うし。
最後に遠くから奥さんを見守る姿で好感度を上げたかったのか！と、うがった見方をする自分が悲しい💧
