いろいろツッコミどころはあるものの、のんが良い。共感できるし愛おしくなる。「すごく好きです。」と私も告白したいくらいだ（笑）
おひとり様は気楽なもんだ。何しろ全て自己解決できるのだ。しかしパートナーがいるとそうはいかない。いくら「好き」という気持ちがあっても、いや、その気持ちがあるからこそ厄介なのだ。恋愛をしたことがあるのならイヤというほど分かるはずだ。この映画への共感はそこだと思う。慣れ親しんだ自分との会話から、他者との関係を持つことを選んだ。その一歩を踏み出した勇気。踏み出したは良いが距離の取り方が分からず泣き叫ぶ様。そこに愛おしさを感じるのだ。
みつ子はこれからも悩み、泣き叫ぶことがあるはずだ。それが分かっていても、多田くんなら少しずつでも進んで行くのだろう。
そう想像できるから愛おしく感じるのだ。
この2人は応援したくなる。
