本編開始前の映像でトムと監督が「映画館の大画面で観る作品」とコメントしていたが、なるほどそのとおりだ。
MIPシリーズを映画館で観たのは初めてで、しかも5,200円も払った😱2人分ではなく1人分だ😱😱
スクリーンXなる客席の左右まで映像が映る3面スクリーンになっていて、全編3面ではなくアクションシーンになると左右も映るという仕組み。左右は前面より画質が劣るものの（左右の映像を別に撮影しているのではないので故意にそうしていると思われる）、映画酔いしそうなくらいの没入感だ。まあ3面はあってもなくてもどっちでも良いのだが。
特筆すべきは音質で、坂本龍一が音響監修をしていて日本で一番音質の良い映画館と語っていたが、そのとおりなのだろう。アクションシーンではシートを揺らす程の迫力。静かな作品でも効果を発揮するはずだ。
このシートがまた素晴らしく2時間43分ある本作でも全くお尻が痛くなることは無く快適だった。何しろふかふかの一人がけソファでリクライニング機能まで備わっているのだ。両隣りとは仕切られていて肘掛けを奪い合うこともない。前の席とは”No Kicking”な間隔だし、高低差がしっかり取られているので、前の人の頭が邪魔するなんてことはジャイアント馬場でも座らない限りあり得ない。
チケット代にはソフトドリンクとポップコーンが含まれていて、しかもおかわり自由。ドリンクボトルとジップロックを持って行けば元が取れるというものだ。（持って行かないけど！）
さらにロビーはホテルのラウンジさながらで上映前に一杯飲りながらリラックスできるようになっている。お勧めはクラフトジンを使ったジントニックだ。何杯でも飲みたくなる美味さだった。BARとしても使えるが映画のチケットを買わないと入れないのが難点ではある。
と言う訳で本編には触れずにレビューを終わります。
