3部作×4シリーズ、グルグルローテーション。
Part.Ⅴ。2周目①。さぁ始まりました、中盤戦。
“きれそうな私の12ヶ月”。
前作で、まさかの生真面目イケメン弁護士マーク、コリンファースと結ばれたブリジット、レネーゼルウィガー。
前作から3年経ってるが、話としてはほぼ地続き。
ブリジットは幸せ絶頂だからか、前作よりも少しふくよかになってる気がする、、、気のせいか。
冒頭から幸せ絶頂で幕を開ける。
この最高にめでたい浮かれラブラブモードで始まって、『ブリジットジョーンズの日記』がそのまま幸せ続きで「幸せに暮らしたとさ、めでたし、めでたし」、、、になるわけない。
今回は、マークとブリジットが幸せで2人で前に進もうとするからこそ見えてくる壁、つまりアイデンティティや“価値観”“性格”の差にぶつかる。
かたや人権専門の生真面目敏腕弁護士。
かたや行き当たりばったりの低俗なコメディタッチの記者。
合うわけない。
今まで生きてきた足跡や環境が根本的に違い過ぎる。
案の定、それにぶつかり始め、ギクシャクし始め、彼の背後に謎の美人秘書現れる。
一方、ブリジットにも前作で“お熱”だったダニエル、ヒューグラントがパワーアップして帰ってくる。
またこの2人のグズグズな取っ組み合いを観れるとは。マジで笑える。ブリジットを巡って本当は仲良しなんじゃないのか。
ダニエルが観光地ナビゲイターで成功し始め、同じメディアで働く者同士、なんやかんやとタイの取材に行くことに。
ブリジットの逞しさ。凄まじい。
あれやこれやと巻き込まれて、まさかの檻の中。
他国の檻の中でも自分の流れに持ち込む強きハート、あっぱれ、ブリジット。
もともとていたらくな女性が、2人の異なるタイプのイケメンに取り合われる話。
しかし、自分が体たらくなことを自他共に認めているからこそ、この状況を飲み込めず、うまく行き過ぎると逆に不審に思えてくる始末。
いわゆる“こじれにこじれた”性格が話を余計にこじらせるが、だからこそそこから見えてくるものもある。
彼女に関わる人たちが彼女に関わったがために自分も曝け出されたり、新たな自分を発見したり。
完璧ではなく、何か特別な取り柄があるわけでもなく、普遍的で、むしろ欠点の方が多いお騒がせなブリジットだから必要とされる、周りに愛される。
そんな彼女だからこその、唯一無二のラブコメシリーズ。
コリンファースの笑顔、お茶目で可愛い。
ヒューグラント、プレイボーイさが極まってブリジットにハマってるのか、振り回されてるのか、ブリジットじゃなくても良いのか、逆によくわからない感じになってて面白い。
でもやっぱり一番輝いているのはレネーゼルウィガー。本当にお茶目で可愛い。素敵な女性。
次の3作目は、結構経ってからだから、それはそれでその時の経過が楽しみ。
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