象徴主義的、あるいは表現主義的な作風で知られるベルイマンの核心にあるものは、実際には、こうしたリアリズム的なものだったように思う。死神も、幻視も、奇跡もここには描かれない。
しかし、死神や、幻視や…
神に仕える身の神父様でさえ信仰心が揺らぐこともある。元から崇めてた人も途中から崇め始めた人も等しく平等に。
毎日神に祈り続けてるのに自分が困った時に神が助けてくれないとそりゃ神の存在も疑いたくな…
2023/1/29
「神の沈黙」三部作の2作目。妻を亡くして以来、失意のどん底にいる牧師トマス。牧師といえども人間なので、愛人がいたり神を信じられなくなったり、そういう時は少なからずあると思う。が、…
冬の光は静かだけどこの映画は弱い静けさじゃない。それは世界がもう何も返してこない静けさ。
「ストーカー」のゾーンでは世界は沈黙しているようで、実はずっとこちらを見返していた。人が試され、願いが暴か…
自分は小6あたりからプロテスタントの教会に通っていて、やることといえば聖書を読み、聖歌を歌い、牧師の話を聞き、献金を出し… 毎週通っているとそれが生活の一部になり、作業になる。作業になると、果たして…
>>続きを読むあらすじ:
イングマール・ベルイマン監督による「神の沈黙」3部作の1本。信仰に疑念を抱いた牧師の苦悩を通し“神の不在”を描き出す。牧師・トマスの下に、神経衰弱の夫を持つ妻が現れ、夫の悩みを取り去って…
「神はいるのか」というキリスト教信仰上の大問題を、小さな村の牧師の視点で扱ったミニマムな作りの一作。
表面上劇的なアクションは起こらない、内省的なドラマを描いた作品ゆえに、その分登場人物の内面は細や…
冬の光。
その名のとおり、かすかに射す光のような作品。
ラスト、トマスはほとんど誰もいない教会で礼拝を始める。信仰も希望も愛も失っているはずの彼が、それでも祭壇に立つ姿に、本作の静かな力強さが宿って…