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イリュージョニストのtulpenのレビュー・感想・評価

イリュージョニスト(2010年製作の映画)
3.6
『ぼくの伯父さん』のジャック・タチが
娘のために書いたという幻の脚本を
『ベルヴィル・ランデブー』のシルヴァン・ショメが監督し
アニメーションとして映画化。

旅回りの手品師タチシェフと少女アリスの物語の舞台は、
シルヴァン・ショメが好きだというスコットランドのエジンバラ。

その風景は写真よりもリアルで
あの街角に自分も立っているかのように錯覚しそうだった。

そして、タチシェフの立居振舞が実際のタチ(ユロ氏)の動きにそっくりで
細かい仕草まで思い出されて懐かしい。
タチシェフが映画館に入ると、
「ぼくの伯父さん」が上映されてるなんてお楽しみも。

タチシェフが去っていくときに残したメッセージ
タチはそのことを娘さんに伝えたかったのかなぁ・・・。

「魔法使いなんていない」って。

それにしても、
ろくでもない女の子に腹立つやら、切ないやら…。


今はもうない静岡ミラノにて。
2011.4/13 (23) 通算1242
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