『ぼくの伯父さん』のジャック・タチが
娘のために書いたという幻の脚本を
『ベルヴィル・ランデブー』のシルヴァン・ショメが監督し
アニメーションとして映画化。
旅回りの手品師タチシェフと少女アリスの物語の舞台は、
シルヴァン・ショメが好きだというスコットランドのエジンバラ。
その風景は写真よりもリアルで
あの街角に自分も立っているかのように錯覚しそうだった。
そして、タチシェフの立居振舞が実際のタチ(ユロ氏)の動きにそっくりで
細かい仕草まで思い出されて懐かしい。
タチシェフが映画館に入ると、
「ぼくの伯父さん」が上映されてるなんてお楽しみも。
タチシェフが去っていくときに残したメッセージ
タチはそのことを娘さんに伝えたかったのかなぁ・・・。
「魔法使いなんていない」って。
それにしても、
ろくでもない女の子に腹立つやら、切ないやら…。
今はもうない静岡ミラノにて。
2011.4/13 (23) 通算1242