イッソン

ゴーストライターのイッソンのレビュー・感想・評価

ゴーストライター(2010年製作の映画)
4.0
良い映画です。暗くて地味。そこが良い。でも退屈はしない。

ユアン・マクレガーがいいです。
本当はもっと自分の文章世界に集中したいのに、生活のためと割り切ってゴーストライターを引き受ける。納得いかないけど仕方なしの哀しさ出てます。
エージェントと日本料理を食べるのが、日本人から見るとどこか変。これが日本のイメージなのかと。でもこの映画には合ってます。どこか不安でリラックスさせない。

モーテルの受付のメイドさん。コスチュームがミスマッチ。それが不安感あおる。

紙が物質感があって、そこにペンをグリグリと走らせ重要箇所をチェック。USBにデータをダウンロード、そのことがこんなにドキドキさせるとは。静かにじわじわと恐怖感が持続していきます。

車は勝手に走り出す。だんだんと政治のしがらみに囚われてついには……
映画のかもすミステリアスな雰囲気が後になっても残ります。