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処女の泉のRIOのレビュー・感想・評価

処女の泉(1960年製作の映画)
4.3
汚れないものを前にした時
自分の誤魔化し 卑劣さを認める

創造主に問うてはならないのか
父親の娘をなくした悲しみがどれ程であろうと
創造主は沈黙している

日々生きながら知らずして罪を犯し
おぞましき極まりない不浄と結びつく
悪夢が過ぎ去るのは単純ではなく塗炭の苦しみを味わい
その罪深さから清められる

光の埋葬

あなたが受けた侮辱に光栄を与え
あなたの悲しみに称賛の美服を与える


……

夜のごと 光明のごと
広大の 無辺の 中に

ボードレール
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