坐禅マニアのフリーターの私信

処女の泉の坐禅マニアのフリーターの私信のネタバレレビュー・内容・結末

処女の泉(1960年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

業の描き方がシンプルだが容赦なくてずっしり重い。それが多分ベルイマンの映画的にすごいところな気がしている。

処女を犯すことと地下から水が湧き出ることの性/聖的なanalogyがある。生命力や善悪や神の恩寵が渾然一体となっている感じがヤバい。

神は不在によってのみ存在しうると言えるとして、この映画は最後に恩寵が示されるけど、晩年の作品などはどうなるんだろう。