私の映画

ダメージの私の映画のレビュー・感想・評価

ダメージ(1992年製作の映画)
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以前からずっと観たかった映画。ジェレミー・アイアンズがロリータのときのひとりの女に固執してしまい半ば依存的になってしまう様を観たときと同じような気持ちになった。ジェレミー初登場時は仕事のできる大人の男ってオーラがすごく出てて、長身でスーツが似合って上品で素敵な紳士なのに、終盤にかけていくにつれどんどんやつれていく…

ジュリエット・ビノジュはやっぱり魅力的。黒髪ベリーショートもまた似合ってる。セックスのシーンジャケにもなってるけどふたりの身体のシルエットがうつくしい。けど決して美しい話ではない。どろどろだ。最後のシーンあまりに惨めだったけど、それだけのことをしてしまったんだな 当然の報いだよね。まるでAVのような設定なのに芸術になりうるから映画というのはすごい。

「あなたと毎朝一緒に朝食を食べ新聞を読むの?」といったような台詞あったけど結婚したいとかずっと一緒にいたいとかそういう感情じゃなかったよね絶対 違和感ありすぎるもの だってこのふたりセックスしかしてないし でもこれだけ強くお互いを求めるって特別に光るなにかがあったのかな、それをほしたあまり破滅してしまったわけだけれど それともこれがファムファタールとの恋愛のかたちなのか

ジュリエット・ビノジュあまり喋らないけど、芸術品のように美しい 宝石のよう
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