パン

奇跡の人のパンのレビュー・感想・評価

奇跡の人(1962年製作の映画)
4.7
これは文句なしの大傑作。
久々に鳥肌立つくらい凄い映画を観たな…
特に子役のパティ・デュークの演技がギルバートグレイプのディカプリオ並に輝いてて鳥肌立った。

幼少時代のヘレンケラーと若き先生のお話。
目が見えず、耳も聞こえず思い通りにならないとすぐに暴れて人を叩く子供時代のヘレンケラーに一体どうやって教育をするのだろうと思ってたが、人間って本当に凄いな。
手の形を触らせて文字を覚えさせて触れたものを文字で表現する。
それを覚えさせるまでどんなに大変で長い長い道のりだったか…
本当に感動した。

自分は体罰や暴力を基本的に全否定する人間だが、同じ考えの人は是非この映画を観て一緒に考えて欲しい。
世の中には体罰でしか学習出来ない人もいて、ある意味そういう人間からしたら体罰が本人の救いになることもあるんだと初めて知った。
彼女に体罰を与えなければ彼女はずっと闇の中だったかもしれない。

まさに奇跡の人だ。
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