takanoひねもすのたり

アタメのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

アタメ(1989年製作の映画)
3.3
ペドロ・アルモドバル監督の浮き世場離れした変態純情映画、再見。

天涯孤独なリッキー(アントニオ・バンデラス)ある女性に出会ってまともな生活を送ることを決意。彼女はポルノ女優のマリーナ。彼女に求愛するが思いが強すぎて監禁することに…という監督らしい変態愛の話。
やってることは犯罪なので、ある意味ファンタジー。

これを変態純情ととるか、マリーナの慈愛の深さととるか、ストックホルム症候群ととるかで観る側の感想が変わるかと。
転びようにようによっては陰惨になりそうな犯罪話を終始カラッと描いているのがいかにも監督らしい。というかスペイン気質なのか。どっちだ。

アントニオ・バンデラス(31歳頃)が坊主頭で若くて肌がぴちぴち。
女性用のロン毛のかつらを被るシーンがあった。とても違和感を醸し出してた。