傲慢で聡明で従順な紳士V。
自分で掲げた正義の為に手段を選ばず遂行するV、恐怖政治とプロパガンダで国民を抑え続ける政府。
国民にとってVが命を賭して果たしたラストはきっかけに過ぎないんだろう。きっかけなんか何でもよくてたまたま革命の如く実行に移したVがいただけ。それで何かが変わるわけでは無いけど火種にはなったかもしれない。
Vの目的に共感はできないが理解はできる。その為の犠牲を範疇としてるのは納得できない。
ただラストもう少し余韻があったらよかったな。花火打ち上がって~fin ~はなんかキリが良過ぎる気がしました。
ただのフィクションでも無いからか定期的に観てしまう映画。何処かでこんな人が現れたらと思ってる自分がいるのかもしれない。