さるのすけ

ANIARA アニアーラのさるのすけのレビュー・感想・評価

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)
2.6
こういう箱に人類を押し込んだらどうなっていくかっていう人体実験を見てる気分でした。

終始絶望的な雰囲気、喜びなんて一瞬の出来事。基本的に救いが無いのでそういうの苦手な方は観ない方がいいです。

船長が違う人だったらまた人類が目指す先も違ったんじゃないだろうかってくらいにクソ人間過ぎなのがある意味リアルというかなんというか。

何かにすがろうと信仰を求めてカルト作るのはいいんですが、まさかのセックスカルトなのは海外らしいですね。

ストーリーが断片的に作ってるので観やすいのと同時に端折ってしまってる部分が多くて「?」のまま終わってしまうシーンも多かったです。


・そもそも何が起きてこうなったのか。
・1年後回収→6年後の大幅な読み間違い。
・そのポッドがどこから来た?
・この船以外に生存者はいる?
・火星には何がある?


他にもたくさん疑問のまま終わってしまったのでモヤモヤも残ってしまいました。

結局「地球に住めないから火星に移住するつもりだったけど船壊れて無理になって人間達の醜い部分がどんどん出ちゃうよ!」って作品。

もう少しSFっぽい映像があると思ったのでちょっと残念でした。R18レベルの裸体シーンてんこ盛りなので子供には絶対見せられませんね。笑
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