Violet

ビューティフル・マインドのVioletのネタバレレビュー・内容・結末

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

お友達におすすめされた作品。
結論、めちゃめちゃ良かった…。
Jennifer Connellyが美しすぎたし
Russell Croweの控えめな笑顔がだいすきだと再認識した🤦🏻‍♀️笑

CharlieがJohnの幻覚だと判明したシーンはびっくり…。わたしはJohn Nashのことを本作を見るまで全く知らなかったので統合失調症を患っていたことももちろん知らず、まんまと騙されました!!
Johnが危険な任務と隣り合わせになっていることを心配していたのに、そのシーンから180度見方が変わる。Johnと同じ目線で物語が進んでいくので、途中からは何が現実で何が幻覚かわたしまで疑心暗鬼になってきて、統合失調症の陽性症状の恐ろしさも実感…。そこに見えてるものが実在しないってとても怖いことだよね。「たまにはCharlieと話がしたい」っていうJohnの本音が苦しかった。

大学に戻って少しずつ病気を克服していく中で、特に図書館で学生に講義をするようになるシーンがお気に入り。ペンセレモニーのシーンもグッときたなあ。
Aliciaは言わずもがな、Johnの周りの友人たちの懐の深さにも感動。良い友達を持ったね。

▼ John & Aliciaの関係(実話)
1957年 John & Alicia結婚
1963年 離婚
Johnの浮気が原因で離婚(ちなみにJohnの浮気相手は男性だった)。
この頃から統合失調症の症状が悪化。
1970年 Aliciaが夫としてではなく同居人としてJohnを受け入れ看病するようになる。この頃から症状が改善し始める。
2001年 John & Alicia再婚
2015年 2人が乗っていたタクシーが事故を起こし、2人同時に他界。RIP

映画では2人はずっと支えあって生きてきたというように語られているが、実際にはJohn の浮気が原因で離婚している。離婚したあとも献身的にJohnを支え続けたAliciaの底なしの優しさと愛の深さに感動した。作品なので全てを実話にする必要はないけれど、これはむしろ「事実は小説よりも奇なり」なエピソードなので作品に取り入れても良かったのでは?と思う。
伝記映画はその人や出来事について作品を見た後に調べたくなるし、新しいことを知れるから好き。

▼プリンストン大学
無駄話です。
つい最近、村上春樹の『やがて哀しき外国語』というエッセイを読んでいたのだけど、Johnの出身校であるプリンストン大学で村上春樹が講義をしていたときのエピソードが書かれていたので、自分の中で勝手にタイムリーだった。笑
あんまりエッセイは読まないんだけどこれはとても面白かった!読みやすいし、アメリカに興味がある人ならきっと楽しんで読めるのではないかと思います🇺🇸
Violet

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