こちらは有名な作品ですね。
全くの初見ですが、結構深い社会派作品でした。
カッとなりやすく殺人で服役していたトム。仮出所となり家に戻ったが、そこには誰もいなかった。
長年耕してきたオクラホマの土地を追われ、必死の思いで高給と聞いたカルフォルニアを目指すトム一家。
しかしたどり着いてみると、そこは同じように行く宛てのない貧しい人々が溢れていた。
貧しさの中で家族がバラバラになっていくのを見つめ続ける母親の切なさ🥺
人が溢れすぎたカルフォルニアでは、仕事はなく、あっても生活できないような低賃金、粗末な小屋。難民キャンプは火を放たれる。
なんかもう見てるだけで辛かった。
車もボロボロ、ガソリンを買うお金だっていつ無くなるか分からないのに、彼らはこれからどうするのか。
旅の途中、カフェでパンを買うシーンだけは店員と常連客の優しさに救われた。
ラストの母親のセリフは監督の本意ではなかったと聞きましたが、あのセリフが締めだったので、無かったらどう締めてたのか、ちょっと知りたい気はします。