あさり

怒りの葡萄のあさりのレビュー・感想・評価

怒りの葡萄(1940年製作の映画)
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思い出のものを一つひとつ手に取るシーンがあって、イデオロギーではなく人間の生活が際立つ感じがして好き。
脱獄か!と笑い、妊娠か!と笑う(デリカシーないよね)一連のシーン、砂漠には骨が落ちているらしいよ、と話す子どもたちのシーンは台詞の間隔が出来過ぎのようにハマっていて、文法通りの映画だなあと思った。走るトラック→道路標識→トラック、というカット割もそうで、Looney Tunesを観ているよう。BGMがうるさくなかったので、退屈はしなかった。
民衆は水のように流れていく
あさり

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