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闘魚
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『闘魚』に投稿された感想・評価

 先に松竹大船の二大エースについて書いたが、蒲田後期となるとこれも前にも書いたが二大ヤスジローの存在が圧倒的か(ま、五所もいるが、何か小回りが効いて、やや大物感なし)。少し島津の方が先輩で、並べて語られる位置ではないにしても、作品や人的影響力を考えれば、偉大さは似たものといえる。実は大して詳しくないが『上陸第一歩』辺りが第一線出で、会社の屋台骨の三羽烏の代表作をかなり担当(杉村の映画進出派手作も)、作品的には『~八重ちゃん』という映画史上のTOP を映画史に刻印、それ以外にも『兄と~』や昨年観た『日本人』らの圧倒傑出した作品があり、持ち前の風俗や映画にならではの造型やセンスに、現実の厳しい危機感・緊張感を呼吸していた。
 東宝に移ってからは、戦時体制にはいってた事、原節子らを育て切れずに数年で早く亡くなった事、からあまり言及されない気もするが、私のような素人がみると、変わらず隅に置けない島津、より味が出てきた島津となる。時代や社会の具体波がくっきり作品を区切り、傷を入れ日常をズラせ、より映画一般から文学へ、というより、元からの確かな進展が見られる。
 『母の地図』『緑の大地』『私の鶯』ら、見事揃いだ。以前からの一色では纏まらない前世紀生まれ人の総合的な感性知性がより、嘘のない深みまで拡がってきたような気がする。『闘魚』もまた、上下から横へフォローへ回るめ加わりのセット内、屋外自在追いパンは360°にもだがおしは溝口やアンゲレプロス届きそうで、敢えてその前にカットはされるカメラワーク、様々WIPEやボケ画面で会話中に触れた過去や想像画面への往き戻りのレネら話法先取り、職場や療養所他の周りとも引き合う豪華とパースペクティブ備えたセット美術抱え、映画空間越えた夜間の強い雨等の包みや・細部のうごめき入れ、まごつく各者の意識とその表情の寄りと絡み捉え・寄ってく移動や真俯瞰効果図、おっとり描写とタイミング外さぬ刻み追いら、目立つを避けながら深い力と細やかさが段差見せつつ敷き詰められてく。島津の細部レベルは高いが、一般に大監督と言われる演出家のように、滑らかに酔わせる一枚岩タッチとはならない。互いを分断させながら、しかしそれがアウフヘーベンすることもなく、ズレて部分絡まりながらも、ドラマトゥルギーやスタイルの高まりには繋がってゆかず、独自の歩み方が、記されてく。
 周りの社会通念に従うを護り・それをはみ出す者へ自分等の社会から排除するを当然と疑わない・男たちや年輩者らの意識と、何故か自分の正直さを裏切るのか、という、一般社会人・水商売越えた、若い女のストレートな考えと生き方、社会との軋轢二の次。これが単純に対立し、破滅や勝負を迎えるわけではない。未成熟な若めの男が、潜るように疲弊迷いながら、独自のゆきみちのヒントや可能性を見せてく。
 出版社の有能なOLのヒロインは、未成年の弟の、補導から結核発症で、高額隔離療養の必要から、所有する店の監理者を求めてた、人の心情察す第一の知人の年輩者に、理解され雇われ、高額の一時借金もする。弟もそれはよく思わないが、外目も構わず突き進む姉。それは出征中の親戚である婚約者の両親に強い「疑い」を持たせる。婚約者をヒロインはひたすら信じ頼り待ってたが、料亭の女とも約してたを知りその不信感から、帰還時に迎えにゆかず、それは婚約者に親の用意した新しい相手との結納へ進めさす。進んで説明すべきだった雇い主の迂闊さもある、婚約者は新たに調べあげると、ヒロインにやましさはないとわかり、結納も返し、晴れて彼女と再会す。そして所属会社の未来のキーだが、遠隔地でもある場の欠員に希望し、その前借金でヒロインの借金を返す。がそれでも、説得を試みた母を折れさす事は出来ない。
 「何故、自分に正直でないの? 不誠実でもあり。私は謝る前の貴方を迎えに行く訳にはいかなかっただけ、変わってはいない。疑いから放たれない、貴方の親の側を振り切る事は?」「新しい話も全て破談にした。が、君も大切だが、親も同じく大切。このまま2人が一緒になっても決して幸せにはならない」「何年でも待つ」「それにはいたらない・・」/「弟さんに結核を移した人も、収容療養中は、人が変わり、あらゆる人を支え豊かに助言した」「諦める事は死。闘う事が生」
 原作からの流れやその入れ換えが如何なものか分からないが、東宝時代のまさしく島津色の一作で傑作である。新鋭、円熟期、人気歌手ら様々なスター・或いは知らない俳優が、隔てなく脇まで揃き埋めきってるが、その序列に流される事はない。
いけ
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カット繋ぎの歪んだ音響効果あり
alsace
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まさか、池部良のデビュー作が見られる機会があるとは!

ご自身のエッセイで色々、この作品の事書いてあるのを読んでたので、それ思い出しながら鑑賞しました。

割と露出が多かった。やっぱりイケメン。
作品自体は、後援が厚生省になってたので、結核予防啓蒙が主旨だったようで、そんなにクオリティ高いとは思わなかった。

@ 返還映画コレクション(2) ――第一次/二次・劇映画篇 にて鑑賞