最高。終始ついていけないシーンの連続、なのにずっと痺れっぱなしだ。深夜のクラッシュからの道端ジェシカSEX、バレエの稽古に飛び入り参加、湖で赤いドレスの彼女登場、クロロホルムが得意のヤバい夫…。ラストですらまだついていけないのに感動。音楽もいいしさ、生まれ変わったらミリアムルーセルになりますように🙏 「天使たちの喘ぎ」でヤバい弟やってたロルフツァッハーはちょっと年取って物分かり良さげな医者仲間ででている。

オールタイムベスト。話はよくある不倫モノなのに、登場人物達の考えてることがほぼ理解不能(つまり最高)。
振り返ってみれば、序盤のソーニャ・カーシュベルガーが座っている男の机の下に潜り込み、勃っていないチンコを挑発する言葉責めシークエンスからして異常だった。その後もベンツスリップからの道端キス、窓に投げつけられて割れた卵、ビルの外から女を見つめる男、男女でぶち合う2分弱のビンタ(これが一番やばい)、暗い街と自然豊かな地の対比(水中撮影もある)、ロキシー・ミュージックからのワルツがかかる密室パーティ！シュミットの『ラ・パロマ』の冒頭のような密室に人が集まり、言葉を交わさずに金持ちっぽい人々が密集している空間がとにかく好きなことが分かった。
ビリアード場で対角線に初対面の男女を配置し、その後、車の衝突でその男女を再会させるなんて天才的過ぎないか？？
冒頭、性欲の強いバツ4の男が新婦とワルツを踊っていたが、これが終盤に「反復」されるなんて！ワルツはセックスのメタファー！！何もかも最高。あの美しいラストショットを見たら、これからも映画だけを信じて生きていこうと思える。そして、何より本作のミリアム・ルーセルは最高のヒロインだと思う。

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