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フェイク・クライムのLuckyMOTOMIYAのレビュー・感想・評価

フェイク・クライム(2010年製作の映画)
3.0
2011年、マルコム・ヴェンヴィル監督によるクライム・コメディ・ドラマ。

無実の罪を被って服役した主人公ヘンリー、出所後『桜の園』に出演する舞台女優ジュリーと知り合い、劇場から銀行につながる地下トンネルを使って一攫千金、塀の中の旧友、詐欺師のマックスを仲間に引き入れて云々、といったお話。

キアヌ・リーブスさんとヴェラ・ファーミガさんのご共演、劇中劇でもスリリングにご共演。

詐欺師マックス役は昨年お亡くなりになったジェームズ・カーンさんがご好演。お悔やみ申し上げます。

ピーター・ストーメアさん扮する劇団の演出家ダレク・ミロドラゴヴィック氏が群を抜いて芝居がかった大仰な演技をご披露されるのが諧謔的。

絵に描いたような勧善懲悪の結末を想像していたため、少々肩透かしを食らいましたが、物語の核心は舞台の真ん中にあったということで納得はしております。
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