みんと

タップのみんとのレビュー・感想・評価

タップ(1989年製作の映画)
4.0
素晴らしかった~!

『ホワイトナイツ』で魅了されたグレゴリー・ハインズほかタップダンスのオールスター共演の痛快エンターテインメント。

アステアのしなやかさとは全く違う。躍動的でダイナミックなタップに終始前のめりだった。

先ずは冒頭、独房でのシルエット風のタップシーンに心を鷲掴み。NYの街中で大勢を巻き込み楽器を加えてのダンスも素晴らしかった。屋上で恋人と愛を奏でるかのダンスも素敵。そしてクライマックスでじっくり見せるステップ。息をするのも忘れるくらい見入り、徐々に大きくなる手拍子… 最後は高揚感のあまり思わずブラボー!って叫びたくなる。

なるほど!足音で奏でるエンターテインメントとはよく言ったもの。タップと言っても、あんなに沢山のステップがある事に驚きだった。もはや意志とは別のところで体が勝手に動いてる感じ…


人生の全てをタップに賭けた男たちの情熱を描いた満足度の高いダンスムービーだった。
締めのセリフも表情も、憎いこと!
みんと

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