日本を脱出して香港に渡り、軍人と知り合い愛国心に傾倒して行く。
街に日本女性ばかりの女郎屋があり、助けに行き女性を救出したはいいが、後の事を考えず、結局女性をアジア各地に売り、自ら女衒となる。
女郎を足掛かりに、各アジアに日本女性ばかりの娼館を設立。日本のバイタリティーの先陣を築いた。
ちなみに、主人公の村岡伊平治は、実在してほぼ、ドキュメンタリーの作品です。
緒形拳は、こう言う作品が本当に似合います。前半、中盤、ラストと村岡の考えの変化と人柄の変化が見事です。
最後の残った娼婦相手に子作りを頑張るシーンは(笑)
ちなみに、この作品はスケールが大きく、その辺も見ごたえあります。
あと、以前鑑賞した「サンダカン八番娼館」と通じる感じで、唐ユキさん(からゆきさん)の語源になった案件の作品です。