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まぼろし怪盗団のhummingbirdのネタバレレビュー・内容・結末

まぼろし怪盗団(1955年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

怪盗「魔王の密使」南原宏治と、探偵・波島進の対決。キャストに「警視庁物語」の出演者が多数。監督も。

点数は3.6と迷ったけど、旧作はいつも低めのスコアになるので、3.7で。

南原宏治は得意の演技力で、インド人、ボーイに変装するが、魔王の密使役では仮面姿で顔が見えない(表情はうまい)

東映の子供向けの作品は、時代劇は大人でも割と普通に見られると思うけど、こちらは魔王の密使のコスチュームや剣の部屋など、やや荒唐無稽。

ただ、50年代の作品らしいクラシックながらモダン、ほのぼのとした雰囲気は好み。波島進の服装・地味な二枚目ぶりが、作品によく合っている。

脚本は1時間の中に、事件、探偵と怪盗の対決、また事件と、エピソードが詰め込んであり、息つく暇なし。東映現代劇お約束の、パトカーは間に合うかのカットバックと、クリフハンガー。割と面白い

魔王の密使の手下はKKKみたいな頭巾姿。下にアラビア数字が書いてあって、番号で誰か分かるようになってる。細かい

銀座の喫茶店が出てきて(セット?)、その前の道が舗装してないけど、当時は銀座でもそんな感じだったの?
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