ゆうき

大いなる幻影のゆうきのレビュー・感想・評価

大いなる幻影(1937年製作の映画)
4.8
富豪のユダヤ人ローゼンタール、貴族出で優雅なボアルデュー、元整備工の色男マレシャル、気高き軍人ラウフェンシュタインとキャラクター付けがよくできています。
敵国同士ながらボアルデューとラウフェンシュタインは軍人として通底するものをもち、反対に同じフランス人同士のボアルデューとマレシャルは最後まで分かり合えない。
キャラクターが描き分けられているからこそ、その行動に一貫性があり物語を動かしている。
素晴らしい作品と思いました。
セリフもウィットが効いていて良かったです。
ゆうき

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