主題の、ある野卑なるところのものを引き延ばし映画の通音をなしてなお全体の情緒を達意することを無くさない真に映画芸術的なところが、全き国家的なポワルデュの動機の美しさをレシに伴うことで、幾層倍の力を発…
>>続きを読む反戦映画という受け止めや言い表し方を、僕がまったく信用していない理由が、この映画にもよく表れていたように思う。それは映画作品から受けとった感受の一部分であり、結果として、そうした気分があったにすぎな…
>>続きを読む第一次大戦時の捕虜収容所でのお話。
反戦映画の傑作とされる作品。
敵味方立場は違えどあまりにも紳士的な貴族同士の振舞いや裕福な捕虜生活など緊迫感に欠けた演出はどうなの?
ただこの(1937年)…
「幻影」と「幻影」──『大いなる幻影』(1937)
ジャン・ルノワールの代表作『大いなる幻影』を知人からの薦めがあり鑑賞した。ルノワールのもう一つの代表作といえば『ゲームの規則』である。また、遺作…
階級は国境を超えるってのを二面から描いてるのかもしれんがちょっとまとまり悪く冗長か。大革命から百年以上経つのに、と思ったが日本も80年経ってようやくの戦後レジーム脱却顕在化を考えるとそんなもんかと。…
>>続きを読むなんだか温かい。
初めは「大脱走」的なものを想像していたが、
もっとポップなものであった。
獄中、逃走中、女との出会い。
1つずつの映像でも物語が組めそうなくらいだったから1本にまとめてるのが妙に…
「大脱走」や「第十七捕虜収容所」など、戦時の脱獄物の基礎となった名作。従来の戦争に対する価値観が崩れ去った第一次世界大戦の収容所を舞台に、「階級(クラス)」による対立が描かれる。囚われたフランス軍の…
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