SUKEZO

マルホランド・ドライブのSUKEZOのネタバレレビュー・内容・結末

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ハリウッドの夢と現実、光と闇。

約2時間20分の映画。
前半2時間が夢で、残り20分が現実(種明かし)。
2時間も一体何を見せられたんだと憤慨するかもしれないが、考察好きなら面白いと感じるところだ。

以下、個人的考察。

前半は夢は夢でも死体が見ている夢(寝て見る夢と願望の夢を掛けてある)である。主人公の願望が入っているので主人公に都合のよい展開のストーリーが繰り広げられる。しかし、彼女は死んでいるので死神さんの邪魔がちょこちょこ入る。
「青い鍵」が文字通りキーアイテムになっているが、後半の最後に殺し屋が言う「全て終わったらこの鍵を置く」がそのままの意味で、夢の中の青い箱と鍵も夢の終わりを告げるアイテムとなる。
死神さんが「お嬢さんそろそろ起きて」と彼女を起こしたので、主人公の魂はその後天国か地獄かしらんけど、あの世に逝ってしまわれたであろう。

前半2時間はちょっと長い。もっと短くできただろうと思われる所が多々あったので若干マイナス評価。

……
この映画で、焦げ茶の髪色を「ブルネット」と言うのだと勉強した。
SUKEZO

SUKEZO