信濃の肉うどん男

マルホランド・ドライブの信濃の肉うどん男のレビュー・感想・評価

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)
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観て語り合うのに最適な作品。『ロスト・ハイウェイ』は1人頭を抱えた。今作は考察し合えたことでどの考察サイトより深いとこに達した自信がある。リンチ作品で解釈していた事は、作品を観た我々が勝手にストーリーを作り上げていく様に設計されている事。正に夢と同じで今作ではそのことが関連深い。理想の形。彼女の現在と気持ち、過去。"黒いおっさん"の正体に結びつく。不味いコーヒーのリンク、映画界へのリンチの訴え、箱の機能、小さいジジババの意味等。複数の時間軸と世界線が羅列するのは多くの映画が使っている手法、そろそろ慣れたいところ。
上記を除いても、リンチの幻想的な世界観に浸かるだけで気持ちがいい。ナオミ・ワッツの美可愛とローラ・ハリングの美エロに思考を停止させられ、2人の金髪の画(重要)、夜の車からの景色、家の中の洞窟に入っていく様なカメラワーク等も良い。リンチに感謝。

映画泊まり会4