くりふ

バイオハザード IV アフターライフのくりふのレビュー・感想・評価

2.5
【複製の国のアリス】

物語の行方はもうどうでもよくて、ジル役ギロリー姐さんの帰還だけが楽しみで、覗いてきました。

でもえええー、アレだけっすか!? 本人かどうかもよくわかんないぢゃん。折角の谷間付近には邪魔モノ貼りついてるし! チューブトップ×ミニスカに戻ってくださいよねーさん。ゾンビ蹴る一瞬のパンチラと共に!(ここで握り拳)

期待値低かったからなーんも考えず、アクションはキモチよく楽しめました。お話はどんなんだっけ? …もう忘れました。

まんが極道ってまんがにあった、他人のまんがをトレースしてまんが描いたら、売れちゃった男がいて、それがエスカレートして他人のまんが切り貼りしてコラージュしたら、それでも仕事になっちゃう…という話を、ふと思い出しましたが、この映画ってそんなかんじで作ったん? と、うすぼんやり呆れました。

前作で風呂敷広げた筈の、量産型アリスズがエクスペンダブルズ扱いされて、すぐサヨナラってなることが、本作の志を示す、象徴的事件に思えました。

ミラさんの頑張りには見惚れました。美、維持してんなー、と思ったものの、シャワーシーンに雪崩込むと思わせて、そうしないのはズルかったです。ズルしてるとおばさんになっちゃうぞ。せっかくの維持が水の泡だぞ。すでにオカマさんぽく見える兆候も出てるぞ。求むミラさん露出原点回帰!

元女優役のケイシーさん、オイシソーなのでもっとぷるり弾けて欲しかった。あ、オイシソーだからああなっちゃうわけか。仕方ないけどもったいない。

中島美嘉さんの役、あれは誰でもいーですね。鳥居みゆきさん辺りにやってもらった方が、ブキミ臭くてよかった気がする。

こんなところですかねえ、私にはこの映画。次は、ジルねーさんがどれくらい露出…じゃなかった活躍するか、事前にできるだけ吟味してから、ことに当たりたいと思います。

3D化したところで、所詮はエクスプロイテーションなのだから、エログロスピリッツはいつまでも、忘れずにいて欲しいです。

<2010.9.24記>
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