みそ

星の旅人たちのみそのネタバレレビュー・内容・結末

星の旅人たち(2010年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

"生き方は違うが私は今の人生を選んだ"
"人は人生を選べない 生きるだけ"
この言葉がが引っかかったまま映画をみてた。
巡礼。単独者が多いという。"道"は自分探しの旅だから。トムは"2人"で道を歩く、自分のために息子と。
宿の主人。夢は闘牛士だった。父の夢は私が弁護士になること。それが今は宿屋の亭主。
他人の巡礼の目的というものは気になるもんなんだと思う。長い散歩のつもりでも自分を歩かせる何かがあるみたい。
カリフォルニアのトム,息子ダニエル、アムステルダムのヨスト、カナダのサラ、アイルランドのジャック
ジプシーと呼ばれる人たち。息子の行為は仲間の恥で済まされない。トムに"ムシーアまで行き遺灰を海にまきなさい"と言う。

"なのに20年経った今でも旅行雑誌に書いてる。後悔はしてない。僕が選んだ人生だ。"と言うジャックにトムは"君が見て感じたこと起こったことを真実を書くんだ"と。

サンティアゴ到着。大聖堂。
巡礼した理由をきかれる。宗教、アイルランドの妖精、やせる、、。もっと旅をつづけなくては、、。
ムシーア到着。
"作家はいつも締めの言葉を探してるが...なにも言えん""巡礼と禁煙は無関係よ""服も心も一新する""お前を迎えに来たが持ち帰るものはないな""あるさ"
すべての回答に心地よさを感じた。

[特典映像にて]
ひとりじゃなにもできないと気づきながらも巡礼の旅はひとりで行う。巡礼は内なる旅でもあるから。巡礼の目的地(サンティアゴ)に近づくにつれて、本当の自分に近づく。そして人生自体が巡礼だと気づく。社会の一員であり責任をもってることにも。人生には喜びと満足感が待っているかも。それこそが奇跡。
親にとって最もつらいのは子供に死なれること。息子が終えることのできなかった旅を父はする。それは自分のためだったと最後には気づく。彼が息子になったんだ。最後に本物の巡礼者になる。
エミリオは巡礼後の行動を役者に任せた。

2017.02.13Mon.mahhi
みそ

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