ロンビュー

汚れた血のロンビューのレビュー・感想・評価

汚れた血(1986年製作の映画)
3.5
汚れた血、それは言い得て妙なタイトルでもあり、それに沿った内容かと言われるとそうでも無い。なかなかに絶妙なタイトル。というのもこの映画では無口であるアレックスがお喋り(というあだ名)であったり、若いのに頼りがいのあるジュリーデルピーと30近くだが、バージンさのあるジュリエット・ビノシュという対比が多くあります。(穢れと清さもそうでしょうか)

まず、主人公のドニラヴァンは『ボーイミーツガール』の女々しい感じとは違い寂寥感のあるクールな男を演じています。そして、彼の魅力はどこであってもユーモラスであることでしょう。発想力があることが映画では多く見受けられます。特に人質をとるシーン。

そして、2人のヒロインはとても対をなしています。かっこよさと無垢さ。ジュリエット・ビノシュはこの映画ではとても幼く感じられ、反対にジュリーデルピーラストのバイクのシーンまでずっとかっこいいです。

映画のポスターにもなっているジュリエット・ビノシュの走るシーンは走り方まで幼いなと思いました笑
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