久遠

劇場版 SPEC 天の久遠のレビュー・感想・評価

劇場版 SPEC 天(2012年製作の映画)
2.9
ギリ、SPECらしさが残る“転”。その後“結”で大ファールをブチかます訳だが。“起承”では、刑事×SFを日本ドラマというフォーマットで存分に見せてくれたけれど、劇場版ではツツミンの悪い癖が全露出。壮大な設定と寒いギャグが先走り、美点が帳消し。金を掛けると稚拙になるの七不思議。
当時は、ニノマエがスクリーンで見られるだけで満足だったけどね。あと、椎名桔平さんが格好いい。瀬文と当麻の絆を殊更に強調するのは悪手。そこを主題にしてしまったばかりに“結”の惨状へ。基本的に堤幸彦氏はドラマの人であり、オマージュとパッチワークの人なので、今後もテレビで頑張ってほしい。
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