イかれた女を堪能し、誰がイかれているのか分からなくなる映画。
イかれた女の愛の物語。
先週初めて観たジョン・カサヴェテス監督作品に驚きまして、この監督作品を掘ってみようとレンタルして来ました。
これもおもしろい!
先週観た『ラヴ・ストリームス』との共通点は、主人公がイかれた女であること。そして、そのイかれた女がたまらなく愛おしいこと。
カサヴェテス監督はイかれた女の一直線な愛を描くのが好きなんでしょうね。
その女を演ずるのは両作ともにジーナ・ローランズ。カサヴェテス監督の奥様なんですね。調べてみると、カサヴェテス監督・脚本の作品の多くで彼女が主人公を演じています。カサヴェテス監督が創造したイかれた女・イカした女の役をジーナ・ローランズが受けて立つ、そんな制作の構図を想像してしまいます。
映画作家と女優、表現者同士の真剣勝負が繰り広げられていたのではないでしょうか。そう考えると、これから掘り進める予定のカサヴェテス&ローランズ作品にワクワクします。