【吃音症が治るまで】
ナヨナヨした吃音症のイギリス王を演じる主演のコリン・ファースを取り巻く政治家達の、あくせくした様子をスピーディーに描いたモノ。あくまでエンタメとしてよく出来ている。
決してつまらなくはないが、主演俳優の演技に頼ったステレオタイプな群像劇に終始しているのが何より残念。各々のキャラクターに人間味があるので、感情移入は出来るのだが…?(同年公開の『ソーシャル・ネットワーク』はほとんど感情移入出来なかった。なぜだろう?)
本作もある意味、オタクの自我確立までのプロセスを描いた映画でとても現代的。演出が丁寧で好印象だった。心に残るか?と言われたら大して残らないんだけど。う〜ん、難しい。😅