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タロットカード殺人事件のktyのレビュー・感想・評価

タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)
3.5
スカーレット・ヨハンソンとウッディ・アレンが親子になりすまし、大富豪の御曹司演じるヒュー・ジャックマンを、連続殺人の真犯人ではないかと追求するドタバタコメディー。BBC FILM

ウッディ・アレンの自虐的な脚本でユダヤ人やアメリカをおちょくる小ネタやジョーク、偽親子の二人の掛け合いが面白い。

スカーレット・ヨハンソンが恋と謎解きの狭間で心が揺れる女性を面白おかしく演じ、ウッディ・アレンは周囲を煙に巻く台詞をペラペラ話し、変だけど憎めない役が似合う。

ばかばかしい話なのに、チャイコフスキーやグリーグのクラシックの格調の高い音楽とのミスマッチも楽しめました。

また、生と死の境で人々は何を考えるのだろうと、ちょっとしんみりした気分になれたのも良かったです。
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