確かに、カッコーの巣の下で、の女の子版
少し病んだ女の子が、まさかの精神病院入院なので、当時のアメリカなら、確かにありそうな話
実話に基づくとするなら、それも納得
アンジーのファンなら必見なのかも!
さて、後半は考えさせられた…
健康的な。健常者の。普通の。こうした生き方って、単に社会的に求められた規範に合うように振る舞っているだけなのかも。
そう… 普通を演じることが出来る人が健康的な人なのかも。
また、どんな人間も本当はボーダー
つまり、異常とされている人格の境界付近を漂っているだけなのかも…
悪く言えば、異常界までは転落していないだけの、スレスレの状態
主人公の女の子は、これらのことに気づいてしまう。
しかしながら、本物の精神疾患者とも仲良くなり、心通わせる。
率直に言うと、この仲良くなる展開が少し物足りないかな…
あと、希死念慮…
この気持ち、私には理解出来ないのですが、身近な人の自殺を目の当たりにする。
その衝撃的な経験は、自らの希死念慮をバカなことだと思い留まらせるきっかけになる。このシーンには、心揺さぶられました。
なかなかの作品ですね。