トランスマスター

17歳のカルテのトランスマスターのレビュー・感想・評価

17歳のカルテ(1999年製作の映画)
3.0
♯48 挿入歌とED曲の
『DOWN TOWN」は、
海外ドラマ『LOST 』の
映像と記憶が蘇ります。

舞台は1968年
米国郊外の精神病院

主人公は、ウィノナ・ライダーが演じるヘビースモーカーの少女スザンナ。
彼女は、アスピリン1瓶とウォッカを1瓶同時に飲み自殺を図ったが、未遂となり精神病院に入所する事になった。

施設の女性棟には、様々な疾患を患った患者がおりその中でも圧倒的な存在感を放つリサを中心に騒動を起こしていく小説原作の物語です。

◆良い点/注目ポイント
・アンジーの演技が、『カリフォルニア』のブラピのような見事なDQNを再現していて凄いです。
前髪パッツンですが、目ジカラが強すぎてスキがありません。
・1999年製作の映画なのに、約30年前の世界観を車やファッションも含めて再現しているところが凄いです。
・『OZの魔法使い』の原作本が、全7巻ある事。
又後半はドロシーが主人公ではない事など貴重な情報が手に入りました。

◆改善点
・『カッコーの巣の上で』のように患者が、無理難題を看護師のウーピー・ゴールドバーグに吹っかけて、それを正論で論破していくシーンが欲しかったです。

◆総括
・アンジーの存在感が圧倒的でした。
金髪のアンジーを見ていると、
久しぶりに『60セカンズ』を
観たくなりました。

-2022年48本目-