偏屈な老人と少年の交流と絆を描いた、クリント・イーストウッド監督・制作・主演のヒューマン・ドラマ。
個人的には、イーストウッドの最高傑作。妻を亡くし、最近の若者や風潮にイライラを募らせるばかりの偏屈な老人ウォルトが、隣に引っ越してきた少数民族の一家と出会い、そこの少年と絆を深めていく。
壮大な話でもないのにめちゃくちゃ引き込んでくるイーストウッドの監督としての技量がまず凄いし、ウォルトの生き様に心打たれ最後は泣ける。
人間ドラマや人種問題、生と死などのテーマを取り込みながらもイーストウッドらしくまとまってて、本当にお気に入りの一本。