殺し屋のバトルロイヤル(通称:トーナメント)に巻き込まれたダメ人間の神父が、女の殺し屋と一緒に襲ってくる殺し屋から逃げる話。
思った以上にグロかったけど、キャラ立ちが良いから一発でキャラを覚えられるし、ストーリーもシンプルだから観やすい、しかも低予算(900万ドル)とは思えないくらいアクションが派手だし、場面がしょっちゅう変わるから観てて飽きなかった。
ただシンプル故にキャラのバックボーンがほとんど描かれないから感情移入しづらいのが玉に瑕。途中から正気になった神父が東洋娘に説教をし始めるけど、イマイチ説得力がない。せめて神父が何であんなに落ちぶれたのかと、東洋娘の詳しい生い立ちは描くべきだった。
それと映像は派手なのに予算が少ないってことは、俳優陣がそこまで豪華じゃない証拠。実際この中で知ってるのは前回王者を演じたヴィング・レイムスと、一瞬で消えてったスコット・アドキンスくらいだった(洋画詳しい人ならもっと知ってるかも)。
結論として、派手なアクションと流血が好きな人なら観る価値はあるけど、ヒューマンドラマが好きな人は時間の無駄だから観ない方が良い。