ケン・ローチってさ
女の趣味が悪いので今まで感心したことがなかったけど（いつも眉間にシワ状態で観ていたw）
『やさしくキスをして 』あたりから なんとなく心穏やかにスクリーンを観ていられるようになった。
かつて名門マンチェスター・ユナイテッドで エースとして君臨した元フランス代表のスーパースター、 エリック・カントナとのコラボで作られた人生一発逆転コメディ。
ケン・ローチのコメディであたしは笑えるのか？と思ったけど
ヒョロヒョロでシャボいオヤジのエリックと、
威風堂々眉毛一直線なマンチェスターの英雄エリック・カントナとの奇妙な会話に ついつい自分も巻き込まれて笑ったり泣いたりしてしまう。
現役当時の数々のゴールシーンを
瞬時に思い浮かべるエリックの子どものような笑顔。
男にとってのヒーローがどんなものなのかを覗き見た気分。
カントナ作戦で一世一代の賭けに出たエリック。
アホだ・・・こいつらw
でもね、映画館からの帰り道は
「カントナ～～～♫」と口ずさみいい気分。
こういうのをいい映画というのでしょうね。
静岡シネギャラリーにて。
2011.3/27 (21) 通算1240
