アニメ版パトレイバーの実質最終回となる作品。
前作、パトレイバー１は、ロボットアクションと犯人を追うミステリーを合わせた作品だ。本作は、ロボットは、ほぼ登場しない、会話劇中心の論文みたいな映画だ。２を見たあと、１を見ると、何かものたりなさを感じる。それは、断然、２のほうが情報量が圧倒的に多いからである。また、１は既に犯人が死亡しており、全て後手に回る主人公たちを描いた点と、２は犯人がいて、事件が現在進行形で進んでいくという点でも、ハラハラ、ドキドキ感が違うし、緊迫感がある分、面白いのだと思う。
テロの方法も橋と電波塔をまず、破壊し、都市を情報遮断と物理的遮断で孤立化させるとか、フィクションだが理にかなっている。(私はテロ自体は全然肯定してないです)
現在、DVD、ブルーレイで見ることができ、サウンド２ch版と５.１ch版の２種類が存在する。好みもあるが、２ch版をおすすめする。何故かというと、５.１ch版は映画公開当時から一部キャストを変更しているのであまり好きではない。
まさか、実写版で、この話の続きが製作されるなんて。それは、また別の話だ。
