機動警察パトレイバー2 the Movieの作品情報・感想・評価

「機動警察パトレイバー2 the Movie」に投稿された感想・評価

パトレイバー2がめっちゃいいって薦められて、2だけ観ても十分楽しめるよ言われて、観賞。

いやいやいや、わからんかった。笑
わからなすぎて眠たいだけだった。

1から観たいわ!
ちょうど本作は、「攻殻機動隊」に於ける「イノセンス」の立ち位置と非常に近い。つまり、1作目が比較的娯楽性を担保しながらも、深く考えさせられるテーマ性を同時に担保していたが、2作目でセンシティブなテーマ性を大幅に強化し、そこだけで話を進めてしまうという手法である。そして、この作品から、押井守がパブリックイメージ的な"小難しいおじさん"として作品を作り始める。しかし、僕は押井守のその部分にこそ陶酔しているので、全くの無問題である。今作では実質的に主役が後藤さんとしのぶさんに交代。その為、作品全体から漂うのは、大人の諦観である。そこが如実に現れているのは、中盤の後藤さんと荒川の対話シーンだ。不正義の平和が生み出す、正義の戦争。戦争の先に平和があり、平和の先に戦争がある。押井作品特有のループ的思考法であり、仰る通りとしか言えない問答である。このように、小難しい会話シーンを快楽的なセリフの応酬に変える才気こそ押井守節と言わずして何と言うのだろうか。そして、ラストのあの鳥が舞う美しい情景と、儚い恋愛の帰結は、非常に上品だと感じた。あのラストの落とし方一つで惚れてしまう。総じて、「シンゴジラ」より20年近く早く、日本的ポリティカルサスペンスを描いて見せた功績は非常に大きいと感じる。ガスのくだりは、公開年の2年後に地下鉄サリン事件が起きる事を踏まえると、笑えないリアリティがある。踊る大捜査線なんざより100億倍面白いサスペンスがここにある。
さとこ

さとこの感想・評価

4.0
伝説と言われる作品を観た。「25年前の作品」にしておくのが勿体無いよこれは…

パトレイバーの皮を被った「戦争映画」でした。しかも、今この時代に起こる戦争をきちんと想像した上で描かれているので緊張感が凄い。蜂起したテロ集団がすぐに橋と電波塔を壊すのに「なるほどな…」と思う等。今なら海底ケーブル切断するのかな。

つまるところ、東京という街はそうやって急所を突かれれば直ぐにでも非日常が訪れるような危うさを持っていて、それでもその非日常すら2〜3日で「日常化」してしまうほど平和ボケしてるんだぞ、と。その危うさを問いかける作品でした。

しかし劇場版1作目よりも更にパトレイバーが出てこない。。僕みたいなサブカル好きはよいとして、単純なシリーズのファンは当時どのように押井守パトレイバーを受け取ったのかな…と想像すると、手放しで大絶賛もできないというのが本音。

そういう意味で、パトレイバーという文脈とは切り離してこの映画は観られるべきだと思いましたとさ。それでも超名作だなこりゃ。
鱒男

鱒男の感想・評価

4.3
市街地が突如戦場となったら...

SFとは限りなく現実に近くリアリティあるほうが面白いが、この作品は凄かったなぁ。

特車二課色は薄め、南雲さんの話がメイン。後藤隊長や荒川の見せ場なんかも多い。大好き。
はじめ

はじめの感想・評価

4.5
最初のフレーム丸出しのレイバーの美しさよ!
そしてリアクティブアーマー装備のレイバー…
爆裂カッコいいじゃねぇか…。

今までのパトレイバーとは違いかなりシリアス。
とは言え最初のカラオケ映像の件は笑える!
りょー

りょーの感想・評価

4.2
押井守の傑作であり問題作であろうこの作品。恐ろしすぎる。あまりにもリアル。日本の平和への皮肉や日本政治の危うさ満載だった。今回の主人公は後藤さんでした。後藤さん最高。

庵野秀明と押井守でもう一回シンゴジラ作って欲しい
Sskn

Ssknの感想・評価

4.5
こんなに優れた作品があったのに知りませんでした。僕が産まれる前に作られた作品とは思えません。
先見の明とはこういう時に使う言葉ですよね。
他のシリーズ見てなくても充分楽しめた。アニメってだけで敬遠すると損をする。
TSUTAYAで観た、大好き、警察と自衛隊って今でも仲悪そうだもんなあ、ありそうな設定がまた面白い
別冊映画秘宝の「アニメ秘宝」で複数の方がオールタイムベストに挙げているのを見て鑑賞。
普段はアニメを好んで見ない人でも、これは別モノと言って薦められる大傑作。
イノセンスとかスカイクロラの印象で押井守を敬遠していると損しますね。
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