穂苅太郎

機動警察パトレイバー2 the Movieの穂苅太郎のレビュー・感想・評価

2.0
 ポリティカル要素これくらい入ったからといって名作であろうはず無いのでは?いろいろ無茶苦茶、トンデモなんですが。違うのかな・・・?
この「2」を強く薦められたので、「1」から観たが、結果やはり終始退屈だった。
 専守防衛の実戦での矛盾性に傷ついた人物が、クーデターまがいのテロをもって日本に活を入れる。これが動機なのだろうが、計画が周到に見えて穴だらけ、とてもリアルには見えない。
 全自衛隊員が「ほかに選択肢がないほど」同じ思想と矛盾を余儀なくされ、かつ統率されていることを前提としないとこうはならない。それはすでにクーデターだけども。そう、最初から設定が破綻しているのだ。違うのかな?226事件の青年将校たちだってもう少し論理的だと思ってしまう。
 主人公サイドがそのよくわからない決起にさらによくわからない動機で組織を離れた法外の鉄槌を下す。そして結局正義は勝つという結論は、とてもじゃないが陳腐で笑ってしまった。
 これが傑作なんだ。ふーん。
穂苅太郎

穂苅太郎