ローズまりぃ

エクソシスト/ディレクターズ・カット版のローズまりぃのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

392本目。


通常版とディレクターズカット版との違い

・ブリッジシーン
→バークがお亡くなりになったと聞いて泣いているところに血を吐きながら階段をブリッジで降りてくるリーガン

・リーガンの検査シーン
→通常版でもあるがそれよりももっと詳しく少しずつ変化が起きてる様子が分かるようになっていたがくどいらしく通常版ではカットされた

・メリン神父とカラス神父の会話
→ 悪魔祓いをしていたメリン神父とカラス神父は体力を奪われ疲れたこともあって一度休憩を入れる。部屋の前の階段で座っている2人だが通常版では2人の間に会話はない。一方ディレクターズカット版にはカラス神父の「なぜあんないい子が選ばれた?」とそれに答えるメリン神父の「我々を絶望させるためだ」という台詞がある。このシーンは脚本家ブラッディの要望もあって追加したがオリジナル版でカットされた時には彼はかなり怒ったそう。

・メダルのシーン
→ 全てが終了し母親のクリスと娘のリーガンは引っ越していく。その時クリスはカラス神父が身につけていたメダルをダイアー神父に渡す。通常版ではダイアー神父はメダルを受け取るがディレクターズカット版ではダイアー神父は受け取ったメダルを再びクリスに返している。監督はこのシーンについて「信仰のメッセージであり信仰の象徴です」と語っていて「メダルはクリスとリーガンに託されたのです」説明していた。

・ラストシーン
→ 通常版はダイアー神父がリーガンの部屋を見たあと歩いていくところで終わる。ディレクターズカット版の方にはこの後に続きがあってダイアー神父はリーガンの家の前でキンダーマン警部と出会う。そして2人は会話を交わしお昼を食べに歩きはじめるというのがラストシーンになっている。このシーンについて脚本家のブラッディは「2人の中でカラス神父が生きていることを表している」と言っている。「カラス神父は永遠に生き続けていてそれぞれの関係がダイアー神父とキンダーマン警部に受け継がれた」と。2人が会話をしながら歩いていくこのラストシーンで2人の会話は聞こえないが実際はここでキンダーマン警部が「2人の友情の始まりだ」というセリフを言っている。音が悪すぎて会話は使われなかったがディレクターズカット版のラストはカラス神父の精神が2人の中にあることを意味するシーンだった。
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